本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
限界集落での介護
能登半島地震で被災された方々の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。
人里離れた集落も多く、いまだに被害の全容が見えない状態のようです。
復興計画の中に、山村の集落を都市部に移住させる案があるそうですね。
私は長野の集落で夫の介護をしておりまして、私の村は住民30人ほどでしょうか。同じように介護されている方も何軒かいらっしゃいます。人口はあたりまえですが、減る一方です。70歳以上の方が8割を超えているかもしれません。いわゆる”限界集落”です。
生活は非常に不便です。コミュニティバスは日に数便。お医者様に夫に付きそう行き帰りで一日が潰れます。介護タクシーも活用しますが、すべてを介護保険でまかなえるわけではありません。
老々介護ですので、雪が降れば雪かきも大変です。家の修繕なども自分で行わなくてはなりません。
正直、自分のふるさとですから、大切に思いたいのですが、この不便さから逃れるには、都市部への移住しかないと考えます。個人での移住はむろん資金的な問題で不可能です。
少子高齢化、人口減少、要介護者の増加、老々介護、これらを考え合わせると、限界集落を捨て、都市部への一極集中しか手立てはない、と思います。
限界集落と介護の問題、皆さんはどう思われますか?
東日本大震災では街を以前のように復元したのですが、人口の半数が戻ってこないところもあったそうです。これまであった通りに復興するのはもう無理な時代です。新しい街のカタチを考えていくことが大切でではないでしょうか。
地方の自治体はどこも財政破綻の危険にさらされています。地方はこれからますます衰退していくでしょう。これまでの街の形を維持するのは不可能です。
私も限界集落に暮らしています。デイサービスなど介護サービスに出来るだけお願いしています。住宅地域に引っ越したいのはやまやまですが、なかなかできません。ご近所さんとのつながりもありますし。
コンパクトシティ構想のことですね。コンパクトシティは日本だけでなく欧州の各国で進められています。
電気ガス水道交通のインフラや、行政サービスを効率的に行うことを目的としています。
たしかに介護を行なっている方にとっては、コンパクトシティは有意義なものでしょう。
ただ、外国でも日本でもあまり実現はしていません。理由は「住み慣れた場所から離れたくない」からが多いようです。
このままでは介護サービスが提供できない地域がどんどん広がってしますのでは?