本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
義母の介護で別れ話に
ご近所の奥様、夫婦の危機。原因は義母の介護の問題。ご主人が長男で、母親の介護を引き受けて自宅に引き取ったのです。
子供が独立してスペース的には大丈夫だし、奥様も介護はやぶさかではないと考えていたそうです。
ところが義母の介護は奥様に丸投げ。まったく奥様に任せっきりで、介護の相談にも乗ってくれないそうなんです。
「もう別れようかしら」と寂しそうにいってました。
いくら仕事が忙しいとはいえ、「介護は女の役割」と決めつけるのはいかがなものでしょうか?
男の人たちって、こんな考えでしょうか?
私も「おしつけ介護」された口です。義父の介護を頼まれました。私の場合、最初に厳しい条件を出しました。主人に対して主に2つの条件をだしました。
ひとつは「土日祝は絶対に介護をしないから、あなたがやってね」ということ。
もうひとつは「入浴の介護は絶対にしない」ということ。いくら義父とはいえ異性ですからね。いやですよ。
このふたつの約束を守らせました。
正直言って男の人は介護のたいへんさを理解していないんですよ。理解していないというか知りたくない、とりあえず女房に押し付けちゃえばなんとかなる。そう思っているんですね。
だから介護のたいへんさをわからせるためにも、介護の一部を負担させること。身をもって知る。これが重要です。
ご主人は少し教育すべきです。地元の社会福祉協議会やNPO法人が主催するセミナーに連れ出しましょう。
「家族で分担する介護」「介護を一人に押し付けない」などのセミナーがあります。
まずはそこから始めるべきです。
個別に相談に乗ってくれるところもありますよ。
家族崩壊が危惧されるようなら、高齢者施設にあずける方が健全です。在宅介護が理想ですが、家族を失うのは間違った選択だと思います。