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玄関までの数段の階段が大変
以前新宿で小さな会社を経営していました。古いビルの7階を借りていました。最上階にビルオーナーさんが住んでいたのですが、お年を召されて脚が悪くなりました。車イスの生活になりました。
ビルの1階のエレベーターホール(ホールというほど広くないのですが)は、階段を数段上る構造になっていました。狭いホールで、車イスで階段を上がれるようなリフォームをできませんでした。
そのためオーナーはビルを退去し、埼玉に転居されました。まさか自分で建てたビルに出入りできなくなるとは、若い頃は思ってもいなかったでしょう。でもそれが現実なんですね。
いまは東京を離れてふるさとで父を介護しています。そんななかでふと思うことは、建売住宅のほとんどが、玄関が数段の階段を上った上にあります。あれは車イス生活になった場合に大丈夫なんでしょうか。家族が介護してくれるならいいのですが、ご自分で車イスで出入りするとなると、もしかすると大変では・・・
いらぬお節介かもしれませんが、十数年後に玄関までの数段の階段がとんでもない難関になってしまう、そんな可能性も否定できません。
みなさんはどんな対応をされているのでしょうか。
友人のお母さんが住んでいたマンションが、5階建の最上階。でもそのマンションはエレベータがないんです。お母さんが亡くなられて、友人はそのマンションに引っ越したのですが、大変らしいですよ。買い物をして帰るときため息が出るそうで、外出もぜんぜん減ったと言ってます。耐えきれなくて売ろうとしたら、市場価格の半値以下!!5階でエレベータなしのマンションを買おうという人はいませんよ。
リフォームで対処を考えると、段差解消用リフトがおすすめです。これはエレベーターのように大規模な予算を必要としません。介護保険の適用がどうかは一度自治体に聞かれた方がいいでしょう。
建売住宅ではバリアフリー化のためにはまず玄関の上がりがまち、そして玄関外の階段の2カ所が問題となってきます。リフトの幅は車イスより広く必要です。半畳ほどです。
現状の建売住宅では狭苦しいと感じるかもしれません。これからは建売住宅は設計段階から、玄関周りに余裕を持たせるようにすべきでしょう。
聞きかじりの知識で申し訳ありません。参考になれば。
ビルのオーナーもリフトの導入を考えたようですが、テナント企業荷物の搬入などが困難になるとのことで断念したようです。年季の経った古いビルでしたから、入口に余裕がなかったのでしょう
我が家も建売住宅です。限られた敷地で家を建てると、しかたがないのかな。母は寝たきりなのでなんとも言えませんが、外出するときはもちろん介助が必要です。スロープでもあればとは思います。
私なんか賃貸マンションの一人暮らし。県営団地はバリアフリーでさすがに高齢者対策が充実しているみたいですね。