本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
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うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
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定年退職が要介護の出発点
以前の投稿に、ご主人が定年退職して、毎日ソファに座って食事を待っている、というのがありましたが、あれ、ヤバイすよ。ウチの父がそうでした。退職して5年でアルツハイマー症になってしまいました。
退職したときは、「これから自由だ。好きなことを楽しむ」とか、「通勤しなくていいなんて最高!」と、いっていたのですが、すぐにやることがなくなり、毎日ソファに腰掛けて地上波を見ているだけの生活になってしまいました。
地元に貢献しようと考えていたようですが、人的な繋がりもなく、誘われることもなかったようです。
本当に私の感覚からすれば、あっという間にアルツハイマー症が発症しました。
「定年退職が要介護の出発点」と言われるようです。なんとか防ぎたいですね。
地元立川で、高齢者見守り活動などの地域活動をしています。定年退職したら、地域活動に参加して貢献したいと考える方がいらっしゃいますが、ちょっと遅いかもしれません。やはり40台50台からあれこれ手伝って、それで仲間になってようやく、というのが地域活動の掟みないなものでしょう。
私もそう思います。PTAで役員をやって、その後なんとなくあれこれ手伝って、「あの人なら嫌と言わない」と評価され、そして定年退職で、本格的に地元貢献する・・・長すぎるドラマかwww
私が退職したのは60歳のとき。いまから5年前のことです。私は中学生のころから囲碁が大好きで楽しんでましたので、退職と同時に町の碁会所に行きました。碁会所などというところは、賭け囲碁とかやっている怪しい所と思っていたのですが、覗いてみたら人の良さそうな爺さんばかり。さっそく碁会所会員になりました。囲碁は頭をつかうから頭がボケないと言われますが、仲間とコミュニケーションできるのが素晴らしいですね。有段者に教えを乞いながら、勉強しています。「筋がいい」といわれてもう有頂天です。近頃は碁会所に女子高生もくるんですよ。にぎやかです。これが私の認知症予防法です。
昨年ちょうど60歳で、定年延長再雇用に申し込みました。会社の先輩から「とにかく会社で働けるだけ働け」と言われたので。元の部下に頭を下げるのは嫌だとかいう人もいますが、働けるというのは、すばらしいことです。
地元のシルバー人材活用センターに登録したらいかがですか?パソコンができる、経理に詳しいなど、これまでの経験を生かした仕事を斡旋してくれます。そんなに稼ぎにはなりませんが、脳とカラダを活発化するにはちょうどいいと思います。一つだけ難点は、お年寄りの集団ですので、それなりのルールが生まれやすいこと。それさえクリアできれば働きやすいと思います。
もう20年近く前のことですけれど、懐かしく思い出します。「今日から自由だ」と、思ったのは、最初の2週間だけ・・・。ただし自分の場合は独り身だったから、自分で家事をしなくちゃけなくて、けっこう忙しかったから、ボケずに済んだのかもしれません。洗濯とか、あれはあれでクリエイティブに楽しめますよ。
我が家は母に任せっきりでして。最初は手伝っていたのですが、まったく邪魔になるだけで、役に立たず、母に「もうけっこうです」と言われてしまいました。なにか役に立つものを見つけてあげるべきですね。
「定年退職が要介護の出発点」言い得て妙です😞