本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
出口の見える介護社会を望みます
遠距離介護を続けているアラフォー(古いですね!)です。karenkaronさんの「施設にあずけるのはいけないことですか」にとてもとても共感します。
私は月の半分ほど、自宅の東京から実家の福岡まで、母の介護のために帰省します。新幹線は高いので成田から格安航空券で行き帰りします。仕事はフリーのテキスタイル関係のデザイナーなので、PCさえあればどこでも仕事ができます。自宅と実家にPC環境を整えて、実家でも同じように仕事ができるので、とても助かります。
母は大腸ガンの手術を受けてからなぜか認知症が発症し、介護が必要になりました。(ガンなどの外科手術と認知症はなんか因果関係はあるのでしょうか?)
介護は兄と分担していますが、兄は神戸で暮らし家庭もあり、時間もそれほど自由になりませんので、私が介護の中心となります。在宅ケアやデイサービスを組み合わせてなんとかやりくりしています。
正直言うと「こんな生活がいつまで続くんだろう?」と考えることがしばしばあります。いつ終わるかもしれない介護生活、もしかすると母よりも私の方が先にあの世に行く可能性だってあります。
「介護生活はあと5年だから、がんばって」と言われたら、喜んで全力投球します。でも、現実は厳しい・・・。karenkaronさんのお兄様もそんな気持ちではないでしょうか。
「あと5年すれば施設に入れますからね」となったら、どんなに明るく希望を持って介護生活を送られるか。
出口の見えない介護ほど虚しいものはありません。出口の見える介護社会を望みます。
日本のムラ社会が、介護を出口の見えないものにしている可能性はありますね。「もっと肩の力を抜いて、楽に楽に介護しましょう」。そのうちなんとかなるだろー、です。
知り合いのイラストレーターも父の介護で、東京と岡山の二重生活をしています。彼もwataruko0403さんと同じように、自宅と実家にパソコンを置き仕事をしています。その点ではすごく便利になりましたね。
彼に言わせると、父が一人でいるときに万が一孤独死となったらが辛いので、家を処分してケア付き老人ホームに入居させようかと思っている、とのことです。
ネット社会は介護に大いにプラスになっています。私のように比較的自由に帰宅できればいいのですが、そうもいかない方も大勢いらっしゃいます。
私に投稿に賛同していただきまして、ありがとうございます。とても力強く感じます。介護に関連していろいろ辛い事件も起きています。そのほとんどがwataruko0403さんがおっしゃるように、介護の出口が見えないからだと思います。家族で介護の世話ができれば越したことはないのですが、それができない場合には「こういう選択肢もあるよ」という出口を用意していただきたいです。
出口の見えない介護=追い詰められる介護。