本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
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うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
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働く場がなければ人生100年時代は無理では?
89歳の父を自宅介護しています。アルツハイマー型の認知症を患っています。本サイトの投稿にもありましたが、いよいよ人生100年時代が訪れようとしています。年金支給年齢を75歳に引き上げようという案も出ているそうです。
父はサラリーマンで会社一筋、趣味もなく、定年退職して程なく認知症と診断されました。働く場所を失ったことが、認知症の原因だったと今でも私は思っています。
私ももうすぐ60歳の定年を迎えます。60歳で定年して再雇用で65歳まで契約社員で働く、というのが今の標準でしょうか。
でも私も65歳で仕事を終えたら、自分の人生がどうなるんだろうと考えて見るのですが、よくわかりません。父のように目的が見えなくなって・・・という気もします。
戦前は人生50年時代だったそうですね。今はその倍になったわけです。でも人生設計は倍になっていません。人生50年時代のままで来てしまっていると思います。
ぜひ官民をあげて日本を人生100年時代にふさわしい国に作り変えて欲しいと思います。
認知症の父を介護しています。私も来年早々には定年退職、引き続き再雇用で単年度契約ですが最長65才まで働く予定です。
まさか自分に定年退職の歳がやってこようとはおもいませんでした。ほとんどの方が、「わかっちゃいたけどまさか自分が定年なんて」という気分でしょう。
さて65才を過ぎたらどうするのかもまったく見えていませんが、介護福祉事業で働けるのであれば、私同様介護の経験がある方も多いはずですし、自分なりのノウハウが活かせるのではないでしょうか。
犬とふたり暮らしの老人です。朝に犬の散歩をしていると、ウォーキングをしている人と多く出会います。私よりも若い方も多いですね。
本当は働いて痛いのに、その場所がないために、ウォーキングしている・・・のかな、とおもいます。
みなさんお若いですよ。こんな歳で、ウォーキングしている場合じゃない。働かなければ。
認知症の父の介護をしています。父が100歳まで生きたとしたら、私は72歳。気が遠くなるような介護生活です。父に面と向かっては言えませんが、「そこまでは許してね」。ワーーー。
職場でも地域社会でも家庭でもいいんです。地域の安心パトロールとか孫の世話とか犬の散歩とかでも十分ですので、「自分が必要とされている」ことが要介護にならない最高の秘訣だと思います。100歳になっても周りから頼りにされるのは素敵です。
お孫さんの保育園への送り迎えをしているおじいさんおばあさん、皆嬉しそうですよね。幾つになっても「あなたが必要なんだからしっかりしてよ」と言われたいです。
現状の60歳定年(一部65歳)の制度のままですと、残り40年を働かないで生きなくてはいけません。
第二次就職といった制度の充実が必要です。
定年退職と同時に、気力を失い認知症になったという方が多くいらっしゃいます。働くことの重要性を国はもっと考えて欲しいです。
83歳になる貧乏なライターです。出版社でライターを務め、退職後は依頼原稿を細々とこなして今に至っています。
私の場合は手に職、というか専門分野を持っていましたので、仕事が続きましたが、普通のサラリーマンの場合はどうでしょうか。
システム設計やソフト開発などに携わる理工系は再就職も多数あると思いますが、人事、総務などの文系は、同じ分野の仕事を見つけるのは厳しいでしょう。
これはサラリーマンの宿命でしょう。しかしこの部分を変えなければ、人生100年時代は寂しいものになります。
人事のプロ、総務のプロ、金融のプロとしてサラリーマン時代は自分のスキルをしっかり磨き、定年退職と同時にその道のプロとして再就職する。あるいは自分で会社を興すという人生設計が望ましいでしょう。
そのためには会社経営サイドにも意識の大変革が求められます。サラリーマンにももちろんです。
会社をつつがなく40年過ごせばいい、ではあまりに哀れです。
そのような意識を身につけるには学校教育からの変革も必要かもしれませんね。
駄文にて失礼。
まさに正論。サラリーマンの意識改革こそ必要です。知り合いは大手電子機器メーカーで生産管理の仕事を長く続け、定年退職後は中小企業の生産管理のアドバイザーをやっています。全国から依頼があり、本人は「現役の頃より忙しいくらいだ」と笑っています。
勤めていた会社に、定年退職者に対する起業コンサル部門があったそうです。そんな企業が増えるといいですね。
うちの父もそうでした。30年ほど前に退職(当時は定年55歳だったような気もします。よく覚えていないのですが)、その後地域活動やボランティア活動にもうまく参加出来ずに、自分の考えていた退職後を作ることが出来ずに、要介護になりました。
父を見ていて思うのは、朝目が覚める目的や、疲れて眠りにつくことが、人生の大切な部分であると思うことです。目的がなくなると人間は弱いです。
そう考えると人生100年時代にサラリーマンが一番適応できないかもしれません。私ももうすぐ60歳です。身に迫る危機として案じなければなりません。
高齢者の就労でもっとも効率的で必要とされている分野が介護福祉事業です。
しかしながら介護業界の人手不足を元気な高齢者の労働力で補う動きが出ている一方で、就労への仕組みが十分整備されているとはいえないのが現状です。
そこである組織では、新しい事業モデルを立ち上げました。まず、高齢者は健康サービスを受け、自分の健康を知る。次に教育サービスを受け、雇用に必要な知識やスキルを学ぶ。そして、社会参画支援サービスとして、具体的な指導イメージと実践的なノウハウを獲得した後、就労マッチングを行うのです。
簡単に言うと、高齢者自身の健康を把握しながら、介護福祉の仕事に就労する、をセットに考えるということです。
この事業モデルはまだ実験的な面もありますが、高齢者の就労と介護を考える上では重要なステップだと思います。