本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
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介護の基本は笑顔とスキンシップ
介護福祉士の学校に通っていたときに、講師から「介護の基本は笑顔とスキンシップだ」と教えられました。
実際介護の現場に立ってみると、なるほど、あの言葉は本当だったんだと思うことが多々ありました。
要介護になられた高齢者は、体力や知力が衰えている分、警戒感や猜疑心が強くなります。マニュアル通りの言葉では、なかなか受け入れてくれません。
やはり、学校で学んだ通り「介護の基本は笑顔とスキンシップ」なんです。
警戒心を張り巡らしている新しい入居者には、まず笑顔で接します。言葉に加えて目と口元で伝えます。
そして身振り手振りのジェスチャーのコミュニケーションをします。
少し心を開いてくれたら、手をにぎったり、腕に触れたり、肩を寄せたりと、スキンシップを行います。
そうして信頼される関係を築いていきます。
入居者には辛い話ですが、私たちからどうしても嘘を言わなければならない時もあります。
そんなときも信頼関係がなければ、嘘が敏感に伝わってしまいます。
改めて「介護の基本は笑顔とスキンシップ」を学んだことは、私にとって大事なことだったと思っています。
ただ、このところの新型コロナウイルスによる対応で、この介護福祉士の基本が崩れようとしています。
笑顔はマスクで隠され、ソーシャルディスタンスへの配慮でスキンシップは禁じられました。
高齢者に対する感染症対策は前々から重視してきましたが、今回の新型コロナウイルスに関しては、とてつもない大きな出来事です。
こんどの騒ぎが収まっても、マスク着用、スキンシップ禁止は、ずっと続くのではないでしょうか。
介護福祉の現場は、どうなるのでしょうか?
介護福祉士と要介護者とのコミュニケーションが大きく変わるかもしれません。
アフター新型コロナの介護について、やがて何らかの指針が出されるでしょう。また介護福祉士専門学校の教育内容にも影響を与えるでしょう。
大切なものが守られればいいのですが
諸外国と比較して日本の感染率や死者が圧倒的に少ないのは、ひとえに医療関係者、そして介護従事者のみなさんのおがげです。頭が下がります。ありがとうございます。
医療関係と介護関係は今度のコロナ禍で、最前線に立たされている大変な分野ですね。
私なんてかわいいもんですよ。営業マンの私に対して「営業に来ないでほしい」の一言ですもん。
世の中変わりました。
社会福祉法人に勤務しております。自粛要請で認知症カフェなどの要介護者様向けイベントもすべて自粛しています。毎回楽しみにしておられる方も多く、残念な気持ちでいっぱいです。
ただ自粛が解除されて認知症カフェを再開して、はたしてこれまでのようなコミュニケーションが取れるかといえば?です。
社会全体がこれまで以上に感染症リスクに対応したコミュニケーション形態になるような気がします😞