本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
うちのおじいちゃんは脊柱管狭窄症で腰が曲がり、杖をつかないと歩けません。でも大勢の人がいるステージで歌うのが大好きで、「のど自慢大会」「歌謡祭」「歌声コンクール」など、ありとあらゆる歌えるステージに出場しています。
レパートリーはナツメロ(おじいちゃんにとっては流行り歌?)中心で「上海帰りのリル」「若いふたり」「スーダラ節」「夜霧の第二国道」「東京の灯よいつまでも」などなど。司会の女性に手をさしのべられてマイクの前まで杖をつきながら歩いて行き、うれしそうに歌います。ウォーターブルーのド派手なジャケットにホワイトのパンツの舞台衣装も揃えました。
歩き方がおぼついかないので「おじいちゃん、そろそろステージはやばいんじゃない?」と私が言うと、「なにいってんだ。足が悪い方が、点数が高くなって優勝するチャンスが高くなるんだ」と、姑息なテクニックを自慢げに語ります。頭ははっきりとして認知症とは無縁ですねwww
自分で勝手に応募して、勝手に参加しているので、別に家族に迷惑をかけているわけじゃないし、全然構わないんですけど、ステージで倒れられたらとちょっと心配。でも歌は脳の老化を防いでいるのかもしれません。
カラオケが脳を刺激してボケの防止になる、との調査委結果を発表した時には、各方面から笑い者にされたそうです。
いまや公民館などにはかならずカラオケセットが設置されており、それも「健康・福祉」の予算から、というのだから、時代は変わったものです。
おじいちゃん、元気ですね。その意欲。意欲ですよ。人生は。見習わなくては。
いつまでもお元気で