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クルマの運転は認知症予防に効く?
父は81歳です。認知症と診断されたわけではありませんが、判断力や記憶力は弱くなっているようです。元気にお酒は飲むし、友人と囲碁をたのしんでいますので、要介護の心配はしていません。
ただクルマの運転が危なっかしくなりました。先日もお隣の方が、「これお父様が落としていきました」と、我が家のクルマのドアミラーを届けてくれました。電信柱にドアミラーをぶつけて落とし、そのまま気づかずにはしっていってしまったようです。
父とも話し合い、クルマの利用を控えるよう話して本人も納得していたのですが、数日前から「やっぱりクルマを運転する」と言いだしました。なんでもNHKのテレビで、クルマの運転は認知症予防に効くという番組をやっていたとのことです。(何という番組かはわからないそうです)
せっかく本人も納得して、クルマの運転を控えていたのに、なんていうことでしょうか。本当に認知症予防に効いたとしても、その前に人に危害を加えてしまったら取り返しがつきません。
繁華街で歩道に乗り上げたり、高速道路を逆走したり、高齢者の判断ミスやなんらかの発作的な症状で交通事故を起こすケースは多々有ります。
高齢者はやはりクルマの運転は控えるべきだと思うのですが・・・。
高齢者はクルマ運転を控えるように、という考えに私は反対です。高齢者であろうと若者であろうとクルマを運転している限り交通事故の可能性があり、事故を起こす可能性が高そうだからという理由で高齢者の運転を控えさせるのは、差別の一種です。
私は50歳代ですが、毎回細心の注意を払いクルマに乗っています。これからもずっと運転していきます。
特に認知症と診断されていないのなら、安全運転に気をくばるよう伝えて運転させてあげてください。
昨日も新宿で認知症のお年寄りが横断歩道の歩行者をはねる事故がありました。認知症でもクルマの運転に支障がないと思っても、世間ではそう思ってくれません。認知症と診断されたらやめるべきでしょう。