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オシメ介護に絶対反対!
基礎講座のトイレ編を見ました。確かにトイレは毎日の生活に欠かすことのできない重要な場所であり、プライバシーを守る、いってみれば人間の尊厳を守る場所だと思います。
私の父は脳溢血の後遺症でマヒが残り、ベッド生活を余儀なくされています。ただベッド生活といえども、トイレだけは必ず自分で起き、立ち上がり、自力で行くようにと言っています。父もがんばってくれています。
私は介護が闇の中に落ちるかどうかは、本人がトイレに自力で行く意志をもつかどうかだと考えます。トイレこそその分岐点だと思います。安易にオシメをしてしまえばいい、そのほうが処理が楽だ、といのは、あまりに被介護者の尊厳を傷つけているのではないでしょうか。
病院の中には、入院したときに高齢者だからという理由だけで、オシメをつけてしまうところもあります。何を考えているのでしょうか。一度オシメをつけられてしまうと、元の生活に戻るのに、大変な努力が必要なのに。こんな病院が許されていいのでしょうか。虐待ですよ、これは。
私はオシメ介護に反対です。自分の意志でトイレに行く介護こそ人間として大切な何かを守っていると考えます。もちろん、父のがんばりがどこまで続くかわかりません。でも限界までがんばってほしいと思います。
トイレとオシメの問題、皆さんはどうお考えですか?
母の介護の真っ最中。認知症ですが、足腰はしっかりしています。母には日頃から「トイレは自分でがんばってね。私も忙しいから」と、突き放した言い方してます。いいのか、悪いのか、わからないけど、やっぱトイレは介護の最後の防衛ラインだと思う。
義母は半年ほど前に亡くなりましたが、最後の最後までオシメをしませんでした。主治医から「意志があるうちはトイレに自分で行かせてください。這ってでも行かせてください」と言われ、当時は「なんて高齢者に冷たいお医者さんだ」と思いましたが、いま考えると、そういうことだったんですね。
すばらしいお医者様に出会いましたね。まさにその通り。意志あるうちは自分でトイレに行くことが大事だと思います。お母様のご冥福をお祈り申し上げます。
介護の専門家の中には、強制的にはかされたオシメが認知症の原因となっていると発言される方もいらっしゃいます。airconさんのおっしゃるように、下半身の感覚が鈍くなり、それに従って脳の活動が抑制されるからだそうです。ちょっと怖い話です。
寝たきりの父の介護をしています。オシメをしていますが、したくなったときは私を呼ぶようにと言っています。オシメはあくまで万が一に備えるためのもの。体調がすぐれない日などはやはりおもらしをしてしまう場合もあり、どうしても、ね。本当はオシメなしで介護できれば一番いいのですが。
私もdunawayさんと同様、父の下の世話をしています。最初は死ぬほどいやだったウンチの処理も、慣れればなんともなくなるものですね。病院は深夜に宿直の看護人を呼び出されたくないためのオシメなんでしょうね。でもトイレに行ける人までオシメするのは言語道断です。
オシメをするとウンチやオシッコがお尻のあたりに纏わり付く。本人だってそんなの気持ち良いわけがない。で、どうするかというと、人間にはすごい能力があるもので、ウンチやオシッコをあんまり感じないように、お尻のあたりの感覚を鈍くするんだそうだ。ところがウンチとオシッコだけ感じなくなるのならいいんだけど、他のものまで感じなくなってしまう。つまりすべての感覚が鈍くなってしまうんだね。オシッコが出したいとかの感覚まで鈍くなるわけだ。これが一度オシメをすると、なかなか抜け出せなくなる理由。ちょっとした病気で数日間入院しただけで、オシメ生活になってしまったという話をよく聞く。許しがたい行為だと思う。
本当にそういう病院は許しがたいです。高齢者はただでさえ下半身の感覚が弱くなっている。そこへ追い打ちです。オシメなんて誰が喜ぶものですか。
私の母はもう10年以上寝たきりですが、オムツはしていません。出たくなったら呼んでもらい、シビンや排便器具でしてもらいます。めんどうですが、やはりオムツには抵抗があります。少しでも動ける状態だったら、私も自分でトイレに行かせるでしょうね。ただ私が働いていて介護をする時間があまりなかったとしたら、どうしていたか・・・考えると悩みますが。
下半身麻痺や意識障害などによって尿意・便意を訴えられない状態でなければ、オシメ(正式になオムツと呼びます)を外すことは可能です。多くの施設でオシメを外すための尿意回復スケジュールが用意されているはずです。オシメ介護をやめたい方は一度ケアマネジャーさんに相談されてはいかがでしょうか。