本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
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のんびりした老後はいいのかどうか
東京で小さなテナントビルを持っていた両親が、5年前、老後はゆっくりくらしたいと、伊豆に引っ越しました。当時はふたりとも元気でしたが、このところ相次いで認知症を発症し、介護が必要になりました。
認知症になる原因はいろいろ言われていますが、両親にはのんびりした老後が合わなかったのかもしれません。都心で長く暮らしてきたので、持ちビルの管理や近所付き合いや地元活動などなんだかんだで忙しく暮らしていたのが、いい刺激になっていたようです。
自分たちで望んで田舎に暮らしたので、文句は言えませんが、介護付き老人ホームへの入居を考えているようです。
たった5年で望んだ老後とはまったく異なる老後になってしまって私も困惑しています。買った田舎の家も処分しなけらばならず、手間もかかります。
忙しく働いてきたビジネスマンが退職後は別荘で暮らし始め、あまりもの退屈さに1ヶ月で自宅に戻ったとか、よく耳にします。
老後の選択もよくよく考える必要があります。不動産など購入してしまうのは後に引けなくなりますので大変です。
私は認知症予防のひとつは老後もなんらかの仕事を続けることだと思います。激務は無理でも、ちょっと忙しいくらいがちょうどいいと思います。両親の田舎暮らしに反対すればよかったと今後悔しています。
妻が軽い認知症です。子供達が独立し、私が定年退職し、そのころから認知症は発症したようです。これまでの生活パターンが変化するのも良くないようですよ。
81歳の現役ライターです。私から仕事を奪ったら、確実にダメになるでしょうね。世の中に自分が必要とされていると信じられること。高齢化社会における重要なポイントです。
リタイアしたら悠々自適に、は幻想でしょう。死ぬまで何かに役立つ、というのが理想です。