本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
介護版「この一冊」は?
書店をのぞくと、ついつい手にしてしまうのが介護に関する書籍。実用的な情報やお悩み解決のハウツー本というよりも、有名・無名を問わず介護に直面した人間の体験談に興味があり、その心の揺れやつぶやきに思わず「ソレってあるある!」とクスッと笑ったり、ホロリとしたり、グッときたり。そこで、皆さんに質問。あなたがおすすめの一冊とは? ちなみに私の一冊は先日、朝日新聞の著者紹介でも取り上げられていた「介護はつらいよ」です。
このサイトで紹介するのはあまりふさわしくないのかもしれませんが、私のおすすめはコミックス「ヘルプマン!」です。この作品が連載を開始したのは、2003年。当時はこの作品も知らず、母親も元気でした。そんな自分が介護の当事者になるなんて夢にも思いませんでした。コミックスだから誇張あり、理想論ありで、おもしろおかしく描かれている部分は多々ありますが、だからといって介護の現実から目をそらしてはいけない。「なんのために?誰のために?」その疑問にいつか明確な回答ができる日がくることを願っています。
もう72才なので、自分が認知症になるのではと心配して読んでみたのが「ボケがきた?どこにきた だれにきた〜今なら間に合う4つの生活習慣〜」。認知症の自己診断本で、簡単な質問に答えたり、ミニ知識に納得したり、読み進むうちに、なんとなく自分の認知症危険度がわかるというシロモノ。物忘れにも「問題のない物忘れ」と「問題のある物忘れ」があるんですね。
漫画や本などが紹介されていますが、それ以外ならNHKの介護百人一首が「うーん、なるほど」と感心したり共感したりできてお勧めです。
余談ですがペコロスは玉ねぎのことなんですってね。
7/11(うろおぼえです)から「毎日がアルツハイマーⅡ」が上映されます。映画監督のお母様の話です。これも私は観たいと思っています。
介護に関わる仕事をしています。最近読んだ本の中では、和田行男さんの「だいじょうぶ認知症〜家族が笑顔で介護するための基礎知識〜」がとても共感できました。認知症になってもだいじょうぶに思える社会や家族の環境を一歩一歩地道に築いていこうという姿勢がしっかり伝わってきます。笑いや涙はありませんが、豊かな気持ちになれてとてもさわやかになれます。
まんがだけど、すっごく読み応えがあった「ペコロスの母に会いに行く」がサイコー。おかしくて笑えて、でもちょっぴり涙が出て。介護をしてきた人間にしかわからない機微が上手に描かれています。
知ってます! これは昨年映画化され、確かキネマ旬報でベスト1になりましたね。私も公開早々に劇場で観ました。認知症の母(赤木春恵)とハゲた息子(岩松了)のユーモラスなやりとりに、日頃の介護疲れでこわばった心がゆるんた記憶があります。ほんと、ボケることも悪いことばかりじゃないのかも・・・
私のおすすめは「笑う介護」。父は認知症、母はガンで闘病生活という最悪介護状況を、笑いでぶっ飛ばす痛快な一冊。著者の岡崎さんの実体験だからここまで笑っても許される。まんがも雰囲気があって秀逸。
タイトルがいいですね。早速、読んでみます。人間、どんなにつらくて厳しい状況に追い込まれても、いや、追い込まれたからこそ、笑いってほんと大切ですよね。とりわけ介護という予測不能で自分では防ぎようがなく、突然身に降りかかってきて生活が一変、その終わりがイコール親の死を見届けるという状況でも・・・。時にガハハと、時にクスリと、笑いとばしましょう!
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