本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
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うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
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「我慢しない」要介護者が続々誕生
先日、「これからの介護を考える」という地域のセミナーに参加しました。とても有益な情報がいっぱいありましたが、とりわけ面白かったのが、これから要介護となる団塊の世代の話でした。
現在は要介護になられている方は、ほとんど戦前生まれです。戦前生まれの方は、一度はお国のために死ぬことを決意し、その後終戦で価値観の大転換を求められたため、鬱積した感情があり、自分を表にださない世代だそうです。
しかしこれからは団塊の世代が要介護になってきます。私も団塊の世代のひとりですが、団塊の世代は激しい競争社会で生きてきたために、「自分が、自分が」という自我が強く、我慢しない世代だそうです。
「我慢しない世代が要介護者となる。これはどんな状況が生まれるのか、まだ私たちが経験したことのない社会なのかもしれません」というゲストスピーカーの締めの言葉が忘れられません。
父が団塊の世代で、軽い認知症です。何でも自分はできる、何でも自分は知っている、という自負心が強く、りっぱな父であると同時にわがままな父でもありました。物取られ妄想が出ているのは、そんな性格が現れているのかな、とも思います。
おっしゃるように戦前世代は、感情を表に出さないところがありますね。介護をしていて、そこが歯がゆいこともあります。いやならいや、だめならだだめとはっきり言ってくれた方が、介護しやすいかも知れませんよ。
おばあちゃんは戦前生まれです。ホント我慢強いですよ。アルツハイマーだけど、おばあちゃんには長生きしてほしいです。