本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
介護もまた良し
亭主が自動車事故で車イス生活になってはや二年が経ちました。最初は辛いことばかりで、こんな生活がいつまで続くのか不安で、辛いことばかりでした。
ただひとつ良かったのは、亭主の性格がすっかり良くなったこと。
健常だったころわがままであれこれ文句をいい絶対に手伝わないくせに家事にまで口出しして、勝手に自分だけ仲間と旅行に行ってもうわがままし放題でした。
介護生活に入ってからは頼る人が私しかいないからでしょう、急に優しくなりました。最初のころは介護はいやだいやだと思っていたのですが、ある日下着を取り替えたら、「ありがとう」と言われました。結婚して44年間で「ありがとう」と言われたのは初めて!!!!
嬉しかったです。それからは亭主の介護生活もこれもありかなと思えるようになりました。
仲睦まじいご夫婦を見ると羨ましくてああいう人と結婚すればよかったとため息ばかりついていましたが、介護生活になって初めて「夫婦」になれた気がします。
介護もまた良しです。
「ありがとう」素敵な言葉です。