本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
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うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
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犬の認知症
うちの犬はもう15才の老犬ですが、近頃元気がなくなりました。以前は出かけていて帰ってくると、喜んではしゃいだのに、近頃は「あんた誰?」という顔でみるんです。しばらくすると思い出すようなんですが。散歩に行っても、行きたい道がわからず、路上でボーッとしていることが多くなりました。近所の犬にもすっかり興味を失ったようです。認知症で要介護の母に似ているな、と思って調べてみたら、本当にあるんですね、犬の認知症。サイトで調べたらあるわ、あるわ!もうすっかり一般化、常識だったようで、びっくり!知らなかったのは私だけだったようです。母の介護で慣れているので、長生きするよう面倒見ていきたいと思います。
以前に犬を譲渡してもらおうと、東京都の動物保護センターに行きました、講習会を受けてそのあとに、保護犬の檻の見学に行きました。元気のある犬はまとめて大き檻に入れられているのですが、病気や怪我の犬は個別の檻にいれられていました。その中の一匹は、大型のゴールデンリトリバーでしたが、もう老犬で、自分で立つこともできず、足がブルブル震えていました。人間でいえば要介護4とかでしょうか。たぶん世話するのが面倒になって、飼い主に捨てられたのでしょう。病気になり、一番不安に思い、誰かに頼りたいという時に捨てられた犬の気持ちはどんなだったでしょうか。いまでも忘れられません。
家の中をうろうろ周り、廊下の突き当たりや玄関の靴箱の横の傘置きで、自分がどこにいるのかわからなくなったらしく、呆然と立ち尽くしている。これは人間でいえば徘徊かな。
我が家にも老犬がおります。16才です。昔は犬は10年も生きなかったですよね。フィラリアがあったし、食事は人間の残飯ですもんね。
現代は人間と同じで犬も長生きできるようになりました。それにともないいろいろ障害が出るようになりましたが、犬だって、人間だって、人生はこれから。
どうぞ優しく世話してやってください。
前庭疾患