本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
私は娘の世話にはなりたくありません
あけましておめでとうございます。皆様にとりまして良い年でありますようお祈りいたします。
私は母の介護をしています。もう10年になります。脳梗塞で斃れて、後遺症が残り、以来ベッド生活をしています。
私は中学高校の頃、決して良い子ではありませんでしたので、母には大変迷惑をかけました。母子家庭でしたので、そういうことで後ろ指を刺されたくない、そんな母の気持ちを裏切り続けてしまいました。当時のことを思い出すと、母に申し訳なくて今でも涙が出るほどです。
母の苦労に比べれば、今私がやっている母の世話など本当に些細なことだと思います。せめてもの償いで母に喜んでもらえれば私には十分です。
これからも喜んで母の世話をしていくつもりですが、やがて私も歳をとり、私自身が要介護になるかもしれません。その時には、私は娘の世話にはなりたくないと思っています。
私と違って娘は真面目で勉強もでき、大学を卒業して就職し頑張って働いています。いつか結婚して家庭を築くでしょう。
主人ともよく話しますが、要介護になったら子供に迷惑をかけたくないから、その時は老人ホームに入居しようと決めています。
親の介護のために、就職もできず、結婚もできず、家庭も作れないと言った若者がいるという話をよく聞きます。私は絶対そうなりたくないと思います。
介護もひとつの家族コミュニケーションかもしれませんよ。