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私の母は認知症じゃなかった!?
昨年、私の母が亡くなりました。88歳でした。認知症が悪化し衰弱しての最後でした。今日(8月5日)のNHKニュースを見ていたところ、認知症の診察は年間3,500例ほど、診断ミスがあるとのこと。しかもその診断ミスは医者へのアンケート調査でのことで、実際はどれほど多いかわからないらしいのです。
私の母は最後は幻聴、幻覚がひどくなり、「FBIが私を逮捕しにくる」とか「隣の人は殺し屋だ」とか、被害妄想状態になっていました。でも今日のニュースの中で、幻聴や幻覚は、認知症と間違った診断で与えられた薬のせいだというではありませんか。
私の母はおとなしい性格で、病院に通う前はとても静かで、幻聴や幻覚はまったくなく、今考えると、あれ(認知症との診断)が病気の始まりだったとしかおもえません。
なぜセカンドオピニオンとして他の病院にかからなかったのか、猛烈に悔やんでいます。
認知症の認定は難しく、ほとんどが問診と簡単なテストで決定されているのが現実とのことです。こんな医療制度でいいのでしょうか。薬を与え続けられれば医者にとってはそれだけ利益になります。認知症の認定は難しいという盲点を利用しているとしか私にはおもえません。
介護保険制度が破綻しているので、サービスを削減するとかいいながら、誤診によって逆に大量の要介護者を生み出しているのが、今の医療制度ではないでしょうか。
こんな制度は絶対間違っています。
抗精神病薬の投与が身体を衰弱させ、寝たきり、胃瘻などを発生させる例があることが、最近ようやく認知されました。薬の副作用と認知症の関係、これから本腰を入れて解き明かしていかないといけない問題です。
幻覚や幻聴がすべて薬のせいとは言い切れないけど、投薬による影響はすくなからずあるね。とくに高齢者は他の病気の薬も併用して朝昼晩10種服用なんてのもザラ。それが悪意のある認知症認定と合わさったら、悪化の一途だろうね。
いったいどのくらい認知症誤診があるのか、ちょっと恐ろしくなります。認知症と診断されてもセカンドオピニオン、サードオピニオンは不可欠ですね。