本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
早期退職制度と介護
友人のお母さまが亡くなられました。享年90、長い介護の末の往生でした。
友人は50歳のころ、早期退職制度に応募し、早めのリタイアとなりました。「母の介護をしたいから」。それが理由でした。
当時は介護というものが一般的には十分に認知されているとは言えず、彼のような優秀な人材を早期退職させる勤務先に怒りを覚えたものです。
いま振り返ると、彼の選択は正しかったのかもしれません。企業の介護制度も少しは整備されてきたとはいえ、フルタイムで介護を続けることは不可能です。でも彼は早期退職制度を活用して、それを実現したのです。
いま早期退職制度を利用する理由のトップが、親の介護だそうです。早期退職制度は企業のご都合主義の産物だと思っていましたが、親の介護という観点から見れば、あながち捨てたもんではないかな、と見直しています。
勤務と介護の関係、たくさんの選択肢のひとつとして早期退職制度は「あり」かもしれません。
確かに介護を理由に早期退職制度を利用する方は多いですね。逆にいえば、被介護者がいることを会社に報告できない状況である、ということかもしれません。