本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
おしゃれして家族の記念写真を撮りました。
妻は数年前にくも膜下出血で機能障害となり、車椅子生活になりました。とても明るく活発な性格だったのですが、それ以来何事にもやる気を失い、みるみる衰えてしまいました。
廃用症候群といわれる症状でした。買い物や散歩などなんとか外へ連れ出そうとするのですが、まったっく乗り気ではありませんでした。
どうしようかと考えていたところ、娘が「以前は正月に写真スタジオで家族で写真を撮っていたよね。みんなで行こうか」と発案してくれました。
妻の顔が急に輝き始め、乗り気であることはすぐにわかりました。
そしてこう言いました。「着ていく服がないから、買いにに行きたい」。車椅子生活になってから初めての積極的な発言でした。
「美容院にいって髪をセットしなくちゃ」ということで、久しぶりに美容院にもいきました。
当日は娘にも手伝ってもらって、お化粧。
娘夫婦と二人の孫と私と妻で、写真スタジオで家族の記念写真を撮りました。
たった一枚の写真ですが、私にはかけがえのない写真となりました。
また来年も家族で記念写真を撮りたいと思います。
奥様の喜びが目に浮かびます。