本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
同じ境遇の方と相談したり、悩みを共有する場として。
介護情報の集まるポータルサイトとして。
本サイトを通じて、介護に携わる方の負担が少しでも減ることを願っています。
姉の介護
姉は2年ほど前に夫と死別し、ひとり暮らしです。ふたりの息子はそれぞれ独立し、遠方(札幌と上海)で暮らしています。
ひとり暮らしになってから膵臓炎などを発病したこともあり急激に衰え、介護が必要な状態になりました。
姉は近くに住んでいますので、私のことを頼りにし、毎日のようにやってきて、なんとかしてほしい、このままでは生きて行けないと、私に介護を求めます。
私もときどきは顔を出し、世話を焼いているのですが、どうも同居して介護をしてほしいようです。
でも私はやりたくありません。私の主人の事業が苦しかったときに義兄が支援を断ったこともありますし、血縁関係を除けば決して親しい間柄ではないからです。介護が必要になったから急に甘えてこられても迷惑です。
私の家は裕福ではありませんし、家も狭いです。とても家に呼び寄せて介護できる状態ではありません。
姉にはふたりの息子もいることだし、勘弁してほしいです。でも涙ながらに訴えられると厳しいことも言えません。
なんとか姉に諦めさせる、良い方法はないでしょうか。またこうした場合の介護保険サービスはあるのでしょうか。
あなたはきっとやさしい方なんですね。だからいざとなると頼られる。一週間に一、二度訪問するだけでも十分だと思います。早めに行政の窓口に相談するのが良いでしょう。
ご主人を亡くし、息子さんたちも遠方で、身体も弱くなって、失意のどん底状態でしょう。きっともう少し経つと落ち着くと思います。ちょっと我慢、我慢。
ちゃんとお断りするべきです。Hiromi442さんはご主人の面倒を見なくてはいけなくなる可能性だってあるのですよ。逆にあなただって要介護になる可能性も。好きでもない親戚の面倒をみる必要はありません。
お姉さんはまだ介護認定など行政の支援を受けていらっしゃらないようですね。一度、地域包括支援センターへHiromi442さんがお連れになって相談に行かれたらどうでしょう。そして、お姉さんの現状(息子さんが2人いること、Hiromi442さんはときどき面倒を見ることができることなど)をHiromi442さんがリードして説明してしまうことです。
引き取って同居は難しいといってしまっても構わないのでは。地域包括支援センターは、それらの状況を鑑みて、お姉さんに最良の介護支援を提案してくれるはずです。そしてその支援のプログラムの中にはHiromi442さんの負担はかなり軽減されていることでしょう。
あくまでHiromi442さんがお姉さんを連れて行く、というところがミソです。
参考になれば幸いです。
まずは地域包括支援センターへ相談しましょう。