本サイトでは、歩行や入浴、着替えといった日常動作に 介助が必要になったとき、できるだけ自宅で生活を 続けられるよう家庭内で支援することを「うち介護」と 呼んでいます。
うち介護の負担を減らす技術の紹介や、質問・相談のコミュニティ、介護にまつわる情報提供などの コンテンツを通し、日本の介護の未来を明るくして行こうという思いを込めて、本サイトを運営しています。
うち介護のつらくない続け方、賢いやり方の参考として。
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デイサービスを代えて思ったこと
母（72歳、要介護1）の介護をしています。母をデイサービスに通所させていたのですが、行きたがりません。理由を聞いてみると、リクリエーションで折り紙を折ったり、音楽に合わせて踊ったりがいやだ、私を馬鹿にしている、あんなところにお金を払う必要はない、とのこと。
そこでケアマネジャーさんとも相談し、デイサービスを代えてみたところ、そこは「できるだけ外に連れ出し交流させる」ことを重視しており、みんなでホームセンターに買い物に出かけたり、公園に行ってみんなでお弁当を食べたり、地元のカルチャースクールに体験入学したりと、以前のデイサービスとはまったく違うサービスを受けました。母も喜んで、どこに行ったとか、どんなことをしたと嬉しそうに私に話してくれ、デイサービスに行く日が待ち遠しいようです。
私も以前から感じていたのですが、折り紙を折ったり、お遊戯したりは、たしかに指先や身体を動かすことで症状の悪化を防ぐ効果はあるのかもしれませんが、まるで幼稚園児に対するようで（ちょっと失礼な言い方ですが）人権をないがしろにしている気がしてなりませんでした。要介護となったとはいえ、人生を長く生きてきた人に、それはないだろう、という気持ちがありました。
いま通所しているデイサービスは、外に連れ出し、みんなとコミュニケーションさせることで、症状を改善させるというはっきりとした考え方で運営されており、とても好感が持てます。
私は介護の専門家ではありません。介護される人のレベルや症状もいろいろでしょうし、介護サービスもいろいろあって良いと思います。でも気持ちとしては、介護サービスは内に閉じこもらず、介護される側をどう喜ばせるか、どうわくわくさせるかを考えてほしいと思います。それの方が絶対に介護される側にとって有効だと信じています。
皆さんのご意見をお聞かせください。
tetuzinさん
どんな業種でもそうですが、介護サービスのビジネスはようやく育ったばかりです。やはりスタート時は類型化し保守的な発想で運営されるところが多いようです。これから消費者（通所利用者）さんのニーズを積極的にとらえた新しいサービスが始まるものと思います。
Sakurakoさん
回答ありがとうございます。ネイルアートですか。それは楽しそうですね。おしゃれに気を遣うのは、認知症の進行を遅らせるのに、きっと効果があると信じます。
tkanekoさん
デイサービスはまだまだ過渡期。これから本格的にサービス競争が始まるでしょう。ビジネスとしてもっと魅力的なサービスを展開しないところは、生き残れないのではないでしょうか。
donmaiさん
よくわかりませんが、厚労省が基準サービスとして定めたメニューが、そのまま生き延びているのでは？デイサービスにはもっと意欲的なサービスを求めます。
koichiroさん
買い物や公園に出かけるのは、人に会う、身だしなみを整える、身奇麗にする、おしゃれする、ファッションを考える、ウキウキする・・・頭を活性化する上でとても大切な行為だそうです。「こんなメニューでやっとけばいいや」ではなく、デイサービスももっともっと成長してほしいですね。
startrek2014さん
ボケ防止のためには、脳トレやパズルなどやっていないで外出して人と話そう。と提案している先生もいらっしゃいます。できるだけ相手にわかりやすいように言葉を選び、相手の表情を読み、反応を見ながら話をすすめるとき、脳はとても複雑に働いている。脳が最も活性化するのは人と話しているときだそうです。また散歩して、遠くの山を眺めたり、花の香りをかいだりするのも五感を刺激して良いそうです。ボケ防止と認知症の治療は違うかもしれませんが、やはり脳は刺激しないとだめになると思います。
tantanさん
kireikoさん
折り紙やリズム体操、簡単なゲームなど地道な介護サービスが効果的な場合もあります。うちの母もそういうデイサービスで症状が改善されました。積極的に外に出るのが好きな社交的な方、地道だけれど繰り返しの作業を大事にされる方、どちらもありだと思います。ケアマネジャーさんとよく相談されて、お母様に最適な介護サービスを見つけてあげてください。